みらいスタジオではプログラミング教育を通じて、「プログラミング的思考」を身につけて欲しいと考えています。
しかしながら、「プログラミング的思考」を身につけるのは一朝一夕では叶いません。
まずは以下の6つの力を身につけるようにカリキュラムをご用意いたしました。
これらの力が身につくことで「プログラミング的思考」が自然と身につくものと考えています。
みらいスタジオで身につく6つの力
- タイピング力
- プログラミング力
- 論理的思考力
- 問題解決力
- 創造力
- 自己実現力
各々の力について、順番に説明いたします。
１．タイピング力
Minecraftのプログラミングは基本的にタイピングを必要としません。しかし、将来どのような職種に就くとしても、パソコンを使用する可能性は非常に高いと考え、みらいスタジオではタイピング練習の時間を作っています。
具体的には「タイピングクラブ（typingclub）」というWebアプリケーションにおいてタイピングの練習をいたします。
タイピングの速さよりも、正確さを重視したタイピングを指導しながら、最終的にはブラインドタッチができることを目指します。
２．プログラミング力
実際にみらいスタジオの授業で使用する「Minecraft」や「Scratch」のような言語は、一般的なJavaやPythonといったプログラミング言語とは異なり、ビジュアル重視で組み立てるものです。そのため、それらのプログラミング教育を経たからといって、高いプログラミング力が身につくわけではありません。
しかし、プログラミングをする能力だけが力ではありません。プログラミングの概念や原理原則、構造を身につけておけば、それらがプログラミング力を伸ばす素となるのです。
将来プログラマーになるつもりがなくても、ITとビジネスは密接な関係です。つまり、プログラミングはできなくとも、プログラミングに対する知見が深ければ活躍できる場所は用意されています。
そういう意味では広義のプログラミング力を身につけておくのは、とても大切なことと言えるでしょう。
３．論理的思考力
プログラミングの基本的な考え方には「ルールに従って過不足なく指示を出すこと」と「なるべく抽象化して指示を短くすること」というのがあります。
コンピュータは言われた通りに忠実に仕事をこなしてくれますが、逆にいうと言われたこと以外は何もしないため、抜け漏れなく効率的な指示を出す必要があります。
そのため、どういった処理をさせたいのかを考え、その考えを具体化し、そのために必要な処理を一つ一つ積み上げなければいけません。その際、条件分岐や繰り返しなども考慮し、処理に漏れやダブりがないよう配慮する必要もあります。
その一連のなかで経験を積み、論理的思考力を鍛えることで、「プログラミング的思考」が備わると考えています。
４．問題解決力
プログラミングには、バグがつきものです。思った通りに動かない、また、そのバグ原因がすぐには分からなかったりと、プログラミングをストップさせられるような事態は度々起こります。
プログラムのバグとして考えられるものは大きく分けて２種類あります。「やるべき事をやっていない」か「やってはいけない事をやっている」かです。
時には紙に書きだしたり、プログラムを細切れにして実行したりして、どこにバグがあるのかを知らべる必要があります。また、問題点が分かれば今度は解決方法を検討する必要があります。
このように、自分の頭で考えて何度も試行錯誤（トライ＆エラー）しながらプログラムを完成に近づけ、最終的に課題を達成することは子どもたちにとって、とても貴重な経験となります。
数多くの課題に取り組みそこで発生する様々な問題に対応することで問題解決力が育まれます。
５．創造力
プログラミングは、頭に描いたものを簡単に実現できるポテンシャルを秘めています。
例えば、「筆箱に入れている消しゴムの残量が少なくなったら自動注文する」「毎日の宿題の出来をスコアリングして、ゲーム性を持たせる」など、思い浮かんだアイディアを形にできるのがプログラミングの力なのです。
出来ることが増えれば、必然的に創作の広がりも見えてきて、さらなるアイデアを誘発します。
プログラミングは「創造力を引き伸ばしてくれるツール」とも言える存在なのかもしれません。
６．自己実現力
子どもの「自己実現力」を高めるためには、子どもがやりたいことを見つけるために「情報」を与えること、そして、やりたいと思ったことを「やらせてあげること」と言われています。
みらいスタジオでは何よりも生徒さん自身の発想・アイデアを大切にします。そして、その発想・アイデアをベースに、一緒に課題に取り組みます。
課題に取り組んでいる間は、生徒さんが想像力を働かせ、試行錯誤（トライ＆エラー）をしながらイメージを形にしていけるよう、サポートに徹します。そして、課題達成時は一緒に喜び、その発想・アイデアや工夫点を褒めたたえます。
自分自身の発想・アイデアを形にして課題をクリアした時の方がより大きな達成感を得ることができます。そうすることで、自己実現力のみならず、ひいてはやる気や自己肯定感をも高めることに繋がると考えています。
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